DRAWING
絵付け体験

文化財「おぼこ人形」の絵付けを自由な感覚で
ここ奈良田では、その年初めて小正月を迎える赤ちゃんに、木製の手作りおもちゃをプレゼントするという温かい風習がありました。女の子には「おぼこ人形」を、男の子には鉄砲や木槌(きづち)のおもちゃを贈ります。

プレゼントを届けに行くのは、子どもたちの役目。この子どもたちは、小正月に訪ねてくる「客人神(まろうどかみ)」とされていました。奈良田の人々が、子どもの存在を大切にしてきたことが伺い知れます。この風習がいつの時代から始まったものなのかは不明ですが、昭和35年には山梨県文化財(民族資料)に「奈良田の生活用具」として指定を受けています。

もともと、造形も色彩も各家庭ごとに作られる自由なもの。ぜひあなたならではの発想と感覚で、おぼこ人形作りを楽しんでみてください。